【山形】勝利目前で同点弾喫しドロー ホーム開幕戦飾れず

スポーツ報知
勝利を目前で逃して落胆する山形イレブン

◆明治安田生命J2リーグ第4節 山形2―2町田(17日・NDソフトスタジアム)

 3年ぶりのホーム開幕戦勝利が見えかけたモンテディオ山形だが、後半44分、相手FKからFWドリアン・バブンスキー(21)に頭で決められ、無念のドロー。7000人を超えるファンがため息をついた。今季初の連勝を逃した木山隆之監督(46)は「ホームで勝てなかったのは残念です」と厳しい表情を浮かべた。

 前半9分の失点を全員で追いかけた。春先の静岡・御前崎キャンプ中に左もも裏の肉離れを起こして出遅れた今季初先発のMFアルヴァロロドリゲス(24)が、意地をみせた。後半7分、FW阪野豊史(27)が頭でそらしたボールを左足でリーグ戦初得点となる同点弾。「多くのお客さんの前で初ゴールを決められたのはうれしい」と笑みを浮かべた。

 同じく今季初先発の阪野は後半38分に、相手のクリアミスを右足で押し込み、一時は勝ち越しとなる今季初得点。「開幕3試合はサブだったので、結果にこだわった。ゴールができて良かった」。この日1得点1アシストの活躍で復活ののろしをあげた。

 勝ち点3は奪えなかったが、後半から劣勢を覆し、白星にあと一歩まで迫った。「次戦もシュートチャンスがあれば、どんどん打っていきたい。しっかり準備する」と阪野。次節・ホーム横浜C戦(21日)に向け、前を向いた。(海老田 悦秀)

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