【富山】DF代、試合前長男誕生V弾

スポーツ報知
後半45分、決勝ヘッドにガッツポーズの富山DF代

◆明治安田生命J3リーグ第2節 富山2―1藤枝(17日・富山県総合運動公園陸上競技場)

 カターレ富山がホーム開幕戦で藤枝に2―1で競り勝ち、今季初白星を挙げた。1―1の後半45分、DF代(だい)健司(28)が決勝ヘッド。この日の試合前に長男が誕生した背番号3が、チームに勝ち点3をもたらし、二重の喜びとなった。

 前半に先制も、後半27分に追い付かれ、引き分けがちらつき始めた同45分。代が右CKのこぼれ球を頭で押し込み、土壇場で試合を決めた。「練習でやってきた形。勝つことだけを目指してきた」。J3リーグ戦通算7点目で、得点した7試合は6勝1分けと“代が決めれば大丈夫だい!”の不敗記録を継続させた。

 守備でも奮闘した。風下に立った後半は藤枝にシュート数で4対7と押し込まれたが、3バックの左で体を張り、最少失点に貢献。琉球との開幕戦(11日、3●4)の4失点から立て直し「みんなが球際のところで、戦う姿勢を見せていた」と手応えを口にした。

 長男誕生には「命がけで産んでくれた妻と生まれてきてくれた子に感謝し、より一層気を引き締めていきたいと思います」とコメント。次戦もホームで21日にC大阪U―23を迎え撃つ(午後1時・富山)。代は「全試合出て、全試合勝つつもりでやっていく」と意気込んだ。(竹内 竜也)

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