【金沢】宮崎、途中出場40秒弾

スポーツ報知
後半32分に先制点を決めた金沢・宮崎

◆明治安田生命J2リーグ第4節 大宮1―1金沢(17日・NACK5スタジアム)

 ツエーゲン金沢は、アウェーで昨季J1の大宮と1―1で引き分け、連敗を2で止めた。途中出場のMF宮崎幾笑(20)が後半32分に先制点を決めたが、同41分に失点。格上相手に惜しくも勝ち点3を逃した。

 ピッチに立ち約40秒。宮崎がファーストプレーでいきなり魅せた。右サイドでフリーでボールを持つとドリブルから左足を振り抜いた。「最初のプレーだったので自分でいこうした」と気持ちの強さを示した。

 昨季はリーグ戦42試合中39試合に出場したが、新潟から期限付き移籍2年目の今季は、ここまでのリーグ戦3試合はコンディションが上がらずベンチ外。しかし、初めて訪れたチャンスをしっかりものにし、「チームにとっても自分にとっても自信になった」と手応えを口にした。宮崎と交代したMF清原翔平(30)も、「交代で入った選手が結果を出すことはいいこと。負けていられない」と刺激を受けた。

 昨季の背番号15から10に変更した宮崎は、「チームを引っ張っていく。自分が順位を上げる。最終的にその気持ちで決めました」と自らエースナンバーを背負うことを決断した。「勝ち点3を取って帰りたかった」と悔しがった東京五輪世代が、チームを活性化させていく。(古川 浩司)

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