【清水】「4―1―4―1」新布陣で湘南に2―1

スポーツ報知
クロスに反応し、ゴール前に飛び込む白崎(右)

◆練習試合 清水2―1湘南=45分×3=(25日・三保)

 J1清水エスパルスは25日、三保で湘南と練習試合(45分×3本)を行い、2つのPKで合計2―1で競り勝った。4―1―4―1の新布陣を試し、ヤン・ヨンソン監督(57)も手応えを示した。

 流れの中から得点は奪えなかったが、主力組は無失点。指揮官は「攻守にいい面があった。自分たちのものにできたら、対戦相手によって使い分けができる」と評価した。

 アンカーのフレイレは潰し役として奮闘。「守備的な形だがカウンターも仕掛けやすい」と成果を語った。インサイドハーフの竹内が飛び出してシュートを放つなど、攻撃の選択肢も増えそうだ。

 右足首痛から復帰したMF石毛は2本目で30分プレー。積極的に前線に顔を出し、FKでも精度の高さを披露した。「また戻って使ってもらえるように周りに示さないと」と自覚をにじませた。左股関節痛から復帰のMF白崎も約40分出場。クロスに果敢に飛び込むなど、決定機にからみ「動きや細かいパスは悪くない」とうなずいた。両者とも31日の横浜M戦出場に支障はなさそうだ。

 ベテランDF角田を右サイドバックで起用するなど有事に備えたテストも成功。ヨンソン監督は「全体的に良くできた」とご満悦だった。(武藤 瑞基)

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