【札幌】チャナティップ、“カシマの呪い”解く

スポーツ報知
タイから札幌に戻ったチャナティップ(右から2人目)は、ペトロヴィッチ監督(同3人目)らと談笑

 J1北海道コンサドーレ札幌は27日、アウェー・鹿島戦(31日)に向けて、宮の沢で練習を再開した。タイ代表として母国で行われた「キングス杯」に出場したMFチャナティップ(24)がこの日、再来日。午前練習は休んだが、午後は仲間と汗を流した。「疲れはまだある」と苦笑いしたが、2週間ぶりのリーグ戦となる鹿島戦へ「週末の試合には問題ない。必ずいい戦いをする」と右拳を握りしめ、2連勝への意欲を示した。

 母国では2試合にフル出場した。ガボンをPKで破るも、決勝のスロバキア戦は2―3で敗れた。優勝こそ逃したが「自分のプレー自体には満足している」と充実感を得る事ができた。つかんだ手応えは、札幌に還元する。18日の長崎戦では後半ロスタイムに決勝点を挙げ、今季初勝利の原動力となった。更に進化した姿をチャナティップがピッチで見せ、過去5戦全敗のカシマスタジアムという鬼門を打ち破る。(砂田 秀人)

サッカー

×