【山形】DF加賀、今季ホーム初勝利導く「今回もゼロで抑える」

スポーツ報知
鋭いパスを繰り出す加賀

 J2モンテディオ山形は28日、ホーム・山口戦(31日)に向けて山形・天童市内で練習を実施。前節(25日)の東京V戦(0△0)で約140日ぶりにリーグ戦出場を果たしたDF加賀健一(34)が今季ホーム初勝利に導く。

 背番号15は、この日の紅白戦で緻密なパス回しを披露。昨年11月の大分戦を最後にコンディション不良などで実戦から遠ざかっていたが、体調も回復し、東京V戦での“完封”に貢献。「今季1試合目にしては、うまく動けた。やり切れたと思う」と手応えを口にした。

 現在、山形は失点11でリーグワースト3位と、守備に課題がある。「今まではボールを回す前に失点して、余裕がなかった」と加賀。そこで、東京V戦ではラインを高く上げてプレスをかけ、相手攻撃陣を抑え込んだ。「あの守備を、最低限できるようにしていきたい」と話す加賀は「無失点で満足せず、守備からいい攻撃につなげたい」とチームの得点力向上にも意欲を見せた。

 山口は、前節終了時点でリーグ最多14得点の攻撃力を備えるが、DFリーダーは動じない。「前回の無失点はチームの自信になった。今回もゼロで抑えて、勝ち点3を取りたい」。加賀は地元サポーターとともに、勝利の歓喜を分かち合う。(海老田 悦秀)

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