【仙台】西村、左FWで先発へ「いつも通りやるだけ」

スポーツ報知
軽快な動きでボールを受ける西村(右)(左は菅井)

 FW西村拓真(21)が攻撃の起爆剤になる。J1ベガルタ仙台は28日、仙台市・紫山サッカー場で練習を行った。紅白戦の1本目、MF野津田岳人(23)がボランチに入り、西村は左のシャドー(下がりめのFW)についた。右からのクロスに、軽快な動きで頭を合わせ、ゴールを決めてのアピール。「スタメンで出ることになっても変な意識はしない。いつも通りやるだけです」と、平常心でスタメンの機会を待つ。

 昨季は17試合に先発出場し、シャドーのレギュラーをつかんだものの、今季のリーグ戦4試合は全て途中出場。仙台はここまで2勝2引き分けと負けなしだが、2得点以上はなく、攻撃のテコ入れも必要だ。

 18日の清水戦(アイスタ、1△1)で、西村は後半16分からMF富田晋伍(31)に代わってシャドーに入り、シャドーの野津田がボランチに移動。すると、野津田のパスを起点に、西村も高い推進力でボールを運んで、攻撃が活性化。FW阿部拓真(30)の同点弾につなげた。試合の流れを変える好調な若きストライカーが生きる布陣で、手応えを見せた。

 31日の長崎戦から、5月20日の鹿島戦まで、15試合を戦う過密日程。西村は「未体験の日程だけど、貴重な機会として捉えていきたい」と、試合が待ち遠しそうだった。(小林 泰斗)

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