【甲府】湯沢、途中出場→一発退場の汚名返上だ

スポーツ報知
ボールを回す湯沢聖人(中)

 J2ヴァンフォーレ甲府のDF湯沢聖人(24)が雪辱を誓った。チームは30日、アウェーでの岐阜戦(4月1日・長良川)に向け、中央市内でゲーム形式の練習やセットプレーの確認などを行った。

 背番号2は闘志を燃やしていた。この日もサイドを積極的に駆け上がった湯沢は「まずしっかり練習して、やるべきことをやる」と語った。借りを返さなければならない。雪に見舞われた今月21日のホーム・徳島戦では後半22分に途中出場も、同37分にファウルを犯して一発退場。チームはその2分後に失点して0―1で敗れた。自身が出場停止だった25日のアウェー・岡山戦でも0―1の黒星で連敗。18位に沈んでいる。

 湯沢は「(徳島戦で)ベンチにいて『やってやろう。早く出番が来い』という気持ちが強すぎた。それ(退場)が勝敗につながってしまったので、そこはしっかり反省したい」と振り返る。それだけに、岐阜戦にかける思いは強い。「失った勝ち点の分を取り返す活躍をするのが自分の責任。チームにプラスになれるように」と力を込めた。ただ「気持ちをどう出すかが重要」と徳島戦と同じ轍(てつ)を踏む気はない。熱く、かつ冷静なプレーでチームを勝利に導く。(三須 慶太)

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