【甲府】ジネイ&バボスのブラジル人2トップで連敗脱出だ

スポーツ報知
シュートを練習するジネイ(左)

 J2ヴァンフォーレ甲府は、1日に敵地での岐阜戦(長良川)を迎える。チームは31日、韮崎市内で最終調整。連敗脱出がかかる重要な一戦には、ジネイ(34)とジュニオールバホス(24)のブラジル人FWが2トップとして先発することが濃厚になった。チームは2戦連続無得点中でリーグ最少の3得点と決定力不足にあえいでいるが、助っ人コンビが勝利を呼び込むゴールを決める。

 ブラジリアン助っ人が停滞ムードを打破する。チームは連敗中だが、この日の練習では時折、イレブンに笑顔が見えるなど気負いはあまりないように見えた。吉田達磨監督(43)は「試合に向けて集中できているし、いい緊張感だと思う」と話した。

 ここ4戦は1トップに2シャドー(下がりめのFW)を置く3―4―3の布陣で戦っていたが、岐阜戦では5―3―2に変更し、2トップにジネイとジュニオールバホスが先発する可能性が高まった。2人は「同じブラジル人なので、試合中のコミュニケーションが取りやすい」とコンビを組む強みを語った。

 1年でのJ1復帰を目指す甲府だが、ここまでリーグ最少の3得点。2戦連続ノーゴールと決定力不足に苦しみ、白星はわずかに1つ。勝利にはもちろん得点が必要なだけに、2人にかかる期待は大きい。それはもちろん分かっている。ジネイが「ゴールを決めるのが自分の役割」と話せば、ジュニオールバホスも「ゴールだけでなくアシストでも、チームが勝てるように準備したい」と気合を入れた。

 連敗ストップへ験のいいデータもある。岐阜との対戦成績は過去5勝5分けと負けがない。アウェーに限れば4勝1分けと、さらに相性がいい。3月17日のアウェー・福岡戦でリーグ初勝利を呼び込む先制弾を挙げているジネイは「連敗を止めるために全てを出し切る」と力を込めた。悪い流れを断ち切るため、新コンビがゴールネットを揺らす。(三須 慶太)

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