【札幌】ペトロヴィッチ監督、怒り和らいだ…主審「ハンドだった」認めた

スポーツ報知
後半17分、札幌・三好(右)が放ったシュートは、鹿島・昌子の左手に当たる(カメラ・砂田 秀人)

◆明治安田生命J1リーグ第5節 鹿島0―0札幌(31日・カシマスタジアム)

 代表戦による中断を挟み、J1が2週間ぶりに再開した。日本代表DF昌子源(25)、植田直通(23)が先発した鹿島は札幌と0―0でドロー。開幕5試合で1失点とし、クラブ史上最少記録をマークした。札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)は、鹿島のハンドを見逃した中村太主審が試合後に“誤審”を認めたことを明かした。

 札幌のペトロヴィッチ監督は試合後の会見で「あのシーンは明らかにハンド」と主張した。後半17分、MF三好の放ったシュートが鹿島DF昌子の左腕に当たるも、中村主審の笛は鳴らなかった。試合後の主審の前代未聞といえる言動に、怒りは少しだけ和らいだ。「レフェリーが『あれは誤審だった』と認めてくれた。それは私にとってうれしいこと」と皮肉混じりに内幕を明かした。

 三好も「主審が『ハンドだった』と言ってくれた」と明かし、野々村芳和社長(45)も「主審も認めていた」と証言した。その対応を受け、クラブは意見書の提出などはしない方向。三好は「文句を言っても自分の成長にはならない。それ以外のシーンで決めていれば良かったこと」と潔かった。

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