【浦和】逆転負けで連敗…クラブワーストタイの開幕5試合未勝利

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ 第5節 磐田 2―1 浦和(1日・エコパスタジアム)

 浦和は1日、アウェーで磐田と対戦し、1―2で逆転負けした。前半8分にFW興梠慎三(31)がPKを決め、今季初得点で先制すると、GK西川周作(31)の好セーブもあり、勢いに乗れるかとみられたが、前半45分に磐田FW川又堅碁(28)の今季初得点で追いつかれ、ハーフタイムに突入。後半は、獲得したばかりのオーストラリア代表FWアンドリュー・ナバウト(25)をデビューさせて攻勢に出ようとしたが、失った流れを取り戻せず、36分に守備のミスから川又に逆転ゴールを許した。今季2分け3敗(△●△●●)。開幕戦から5試合未勝利は1994年(●●●●●)、2005年(●△●△△)に並ぶクラブワーストタイ記録となった。

 堀孝史監督(50)は「前半、狙い通りの形からチャンスを作ってPKを得て先制したんですが、悪い時間帯に失点してしまいました。2失点目に関してはミスが出てしまった。粘り強く戦わないといけない。まだ戦いは続きますので、前を向いて戦っていきたい」と話した。

 左サイドDF宇賀神友弥(30)が日本代表のマリ戦で右膝骨挫傷を負い、欠場。センターバックの日本代表DF槙野智章(30)が左サイドDFに入り、DF阿部勇樹(36)が3試合ぶりに先発し、センターバックを務めたが、失点を食い止めることは出来なかった。今季、攻撃陣も5試合4得点で複数得点はなく、流れのプレーから得点したのはわずか1得点。磐田戦も追加点が奪えなかった。

 槙野は「2点目を失った時、ピッチ上でプレーする選手たちの気迫が落ちてしまったのが残念です。代表から戻ってきた初日、紅白戦を見ていたら自信がないように見えた。次の日から全員に言葉をかけてきた。今日、試合の入りは良かったけど、疲労が重なってくると、チームとして自信のない表情が出てきた。勝ってない。順位も下。消極的なプレーになってしまう。浦和レッズの強さはサッカーを楽しむというもの。ボールを受けたい喜び、ゴールを決める喜び、スタジアムに来てくださった方を喜ばせたいと思う気持ち、小学生の時ボールを蹴った楽しさが皆持っているはず。サッカーを楽しみ姿勢を取り戻さないといけない」と話した。

 今季から主将のMF柏木陽介(30)は「試合の入りは良かったけど、(前半)残りの5分は、どっちかというと、守り切ろうという気持ちが強かった。つなぐのをやめ、蹴ってしまい、相手ボールになる。それが失点につながった。チームとしてやるべき事を徹底していかないといけない。コントロールできなかったのは、キャプテンとして力不足かなと思う。応援してくださっている方に申し訳ないというか、情けない。責任を感じる。でも、ここで諦めず、自分がなんとか、このチームを引き上げていきたい。選手で集まり、話し合わないといけない」とコメントしていた。

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