【清水】ルーキー西村、GS突破へプロデビュー

スポーツ報知
アップ中、笑顔を見せる西村(手前)

 ルヴァン杯グループステージ(GS)第3節が4日、行われる。GSのB組でともに1勝1敗の2位につける清水エスパルスとジュビロ磐田は、清水が4位・札幌(午後7時、アイスタ)と、磐田が1位・甲府(同、ヤマハ)とそれぞれホームで対戦する。清水はルーキーMF西村恭史(18)のプロデビュー、磐田はFW小川航基(20)が昨年5月のU―20W杯・ウルグアイ戦以来となる先発出場が有力だ。GS突破へ勝ち点を積み上げたい一戦で若手が躍動する。

 ルーキーMF西村に、プロデビューの可能性が2日浮上した。

 大阪・興国高から入団した184センチ、71キロの大型ルーキーは、3月25日の湘南との練習試合ではボランチからスルスルと前に出てシュートを連発。アピールに成功し、同31日のリーグ戦第5節・横浜M戦で初ベンチ入り。ヤン・ヨンソン監督(57)はこの日、「先発の可能性はある」と明言。西村は「持ち味を出してゴールを取りたい」と意気込んだ。

 中盤で出場すれば、札幌MF小野伸二(38)と対峙(たいじ)する。「いい部分は盗みたいし、自分がどれぐらいできるか楽しみ」と元日本代表との対戦に胸を躍らせた。開幕から高橋、滝、伊藤と高卒新人が次々デビュー。自身は1月末から左太もも裏肉離れで約1か月離脱し、出遅れていた。

 「(同期に先行され)ずっと悔しい思いをしていた。ここでいい結果を出してリーグにつなげたい」。球際の強さ、思い切りのいいシュートはチーム内でも認められている。“浪速のボールハンター”が、ど派手なデビューを飾る。(武藤 瑞基)

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