【浦和】チーム最悪開幕5戦未勝利で堀監督電撃解任 ネルシーニョ新監督が最有力

スポーツ報知

 浦和は2日、堀孝史監督(50)との契約を解除し、育成ダイレクター兼ユース監督の大槻毅氏(45)が暫定的に指揮を執ると発表した。今季のJリーグで監督交代は初。関係者の話を総合すると、柏や神戸などを指揮したスポルチ・レシフェ(ブラジル)のネルシーニョ監督(67)が新監督の最有力候補という。

 1日の磐田戦に敗れクラブワーストタイの開幕5試合未勝利となった後、淵田敬三社長は「堀体制を支えていく」としていたが、深夜に幹部会を開き解任を決断。昨季途中にコーチから昇格した堀前監督は守備を再建して10年ぶりにACLを制覇し続投。今季は攻撃面の改革に着手も、5試合で4得点と低調だった。山道守彦強化本部長は「調和が感じられず、(選手の)疑心暗鬼が顕著化していた」と、監督交代は閉塞感を打破する狙いもあるという。

 浦和や仙台などでコーチ経験のある大槻監督は暫定的に指揮し「次の監督にしっかりつなげたい」と話した。11年に柏でJ1を制覇し、J1通算173勝のネルシーニョ氏が後任の最有力候補。今年からスポルチ・レシフェの指揮官を務めており、交渉が難航する可能性もあることから複数候補がいるという。浦和のクラブ関係者は「今の段階でコメントできることはありません」と話した。

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