【仙台】蜂須賀、2得点で快勝 2月に第1子誕生“ゆりかごダンス”で祝う

スポーツ報知
ゴールを決め両手を広げ笑顔でピッチを駆ける蜂須賀(左)(右は富田)

◆YBCルヴァン杯グループステージ第3節 ▽A組 仙台3―0F東京(4日・ユアテックスタジアム)

 A組のJ1ベガルタ仙台は、ホームでF東京と対戦し、3―0で快勝し、初勝利。1勝2引き分けの勝ち点5とした。前半28分、ルーキーFWジャーメイン良(22)の公式戦初ゴールで先制すると、同42分には右膝半月板損傷から復帰したMF蜂須賀孝治(27)がゴールを挙げた。さらに後半23分にも相手DFのクリアボールに反応し、左足で豪快に決めて2得点で快勝に貢献した。仙台は今季、リーグ戦を含め、公式戦では開幕から8戦負けなしとなった。

 待ちに待った復帰戦で自ら祝砲を決めた。1―0で迎えた前半42分だ。今季、公式戦初出場初スタメンの蜂須賀は、左サイドからの低いクロスにダイレクトで反応し、右足を振り抜いてゴール。2月23日に第1子となる長男が誕生しており、自らゆりかごダンスを披露して喜びを爆発させた。

 今季、リーグ、カップ戦ともに無敗の仙台に頼もしい男が帰ってきた。昨季の最終節だった12月2日、甲府戦の試合前練習で負傷し、右膝半月板の損傷で手術。全治15週間の診断に、はやる気持ちを抑えてリハビリに努めてきた。練習に完全合流したのは先月15日。状態を順調に上向かせ、「スピード感やボールにも慣れた。状態もけがの前くらいに戻ってきたし、ストレス無くできている」と準備は万全だった。

 昨季のルヴァン杯開幕戦(3月15日)では、F東京に0―6と大敗。「あの日の試合は刻み込まれている」と蜂須賀。借りを返す舞台で右サイドを駆け上がり、チャンスを演出すると、前半28分にFWジャーメインがシュートのこぼれ球を右足で冷静に押し込み、プロ初ゴールで先制。若きストライカーの勢いに蜂須賀も続き、2―0で前半を終えた。

 蜂須賀は後半23分にも左足でダイレクトボレー。豪快な一撃でチーム3点目を決めた。同28分に交代となると、会場からは「蜂須賀コール」と大きな拍手が起こった。

 仙台はその後も最後まで攻め続けて3―0の快勝。リーグ開幕からの公式戦負けなしを「8」に伸ばした。

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