【山形】大卒ルーキー・FW北川柊斗、プロ初ゴールに気合 8日・愛媛戦

スポーツ報知
パス練習で浮き球を難なくトラップする北川

 J2モンテディオ山形の大卒ルーキー・FW北川柊斗(22)が、8日のアウェー・愛媛戦でプロ初ゴールを狙う。

 山形は4日、山形・天童市内で練習を実施。ミニゲームでは、今季、筑波大から加入した北川が、DFの裏を突く動きでゴールに迫った。「背後を取るスプリントで相手の脅威になる。(愛媛戦では)ゴールを取って勝つ」と意気込んだ。

 筑波大4年の昨年、天皇杯でJ1仙台などを破り、16強入りの原動力となったルーキーは、3月11日の熊本戦でプロのピッチを初めて踏んだ。その後公式戦の出場機会はなかったが、今月1日、仙台大との練習試合に出場。4―0で快勝する中、北川はPKと、裏への抜け出しでただ一人、2得点を挙げた。「結果で見せることができた」と、熊本戦以来の公式戦出場に手応えをつかんだ。

 ただ、「(仙台大戦では)ミスがあったので修正したい。(得点したことは)自信にはなっていない」と気を引き締める。課題には『判断の速さ』を挙げた。そのため、「意識的にプレースピードを早めている。上(のレベル)に行くことや、代表を目指すうえで、判断のスピードで劣りたくない」と北川。期待の新星は次戦の出場を勝ち取り、プロ初得点で白星に貢献する。(海老田 悦秀)

 ◆北川 柊斗(きたがわ・しゅうと)1995年6月1日、三重・鈴鹿市生まれ。22歳。庄野小1年時に庄野ジュニアサッカークラブでサッカーを始め、平田野中1年から名古屋の下部組織に入団(トップチームには昇格できず)。14年、筑波大に進み、4年時に天皇杯で仙台を撃破、16強入りに貢献した。180センチ、74キロ。利き足は右。血液型A。家族は両親と弟2人。

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