【札幌】直近の鹿島戦から先発全員入れ替えも3連敗 

スポーツ報知
前半終了間際に同点に追いつかれ肩を落とす、白いユニホームの札幌イレブン

◆YBCルヴァン杯グループステージ第3節 ▽B組 清水2―1札幌(4日・IAIスタジアム日本平)

 J1北海道コンサドーレ札幌は、アウェーで清水に1―2で敗れ、3戦3敗となった。週に2試合を消化していく15連戦の2試合目。直近の、リーグ戦のアウェー・鹿島戦(3月31日)から先発を全員入れ替えて臨んだ一戦は、前半24分にFWヘイス(28)が今季初ゴールを決めたが、同終了間際に失点。1―1に追いつかれると、さらに後半23分にコーナーキックから得点を許して、痛恨の逆転負けとなった。

 3戦3敗に、札幌イレブンは肩を落とした。前半24分にヘイスが今季初ゴールとなる先制点を決めたが、逆転負け。助っ人ストライカーは「勝ちたかった」と悔しがった。

 5月20日のJ1リーグ・神戸戦まで続く15連戦の2試合目。ターンオーバーを敷き、直近の鹿島戦先発11人は全員ベンチ外となったが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)が「我々の方が自分たちの形を出せた」と振り返ったように、試合開始から攻め込み、チャンスを作った。しかし、追加点が奪えなかった。

 ただ、収穫もある。プロ2年目のDF浜大耀(19)が、先発で公式戦デビューを果たした。昨年9月には左膝軟骨損傷で手術を受けた背番号37。「高さでは負けたわけじゃない」と、最終ラインで粘り強い守備を見せた。指揮官も「非常にいいプレーをした。成長していけると思う」と評価した。

 この日、昨年6月に右アキレスけんを断裂したMFジュリーニョ(31)が、同6月17日のリーグ戦・鹿島戦以来、291日ぶりに公式戦復帰となった。「点を取りたかった」と、積極的にボールに絡んでいった。

 結果は残せなかったが、すぐに次戦が控えている。「準備をして次は勝ちたい」とヘイス。負けを引きずってはいられない。(古川 浩司)

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