【磐田】俊輔、静岡ダービーで3戦ぶり先発「内容より結果大事」

スポーツ報知
3戦ぶりの先発出場へ調整する中村

 7日のJ1第6節で、今季2度目の静岡ダービー(エコパ、午後3時)が行われる。ホームのJ1ジュビロ磐田はMF中村俊輔(39)が3戦ぶりに先発復帰し、自身3度目の伝統の一戦へ挑む。清水の攻撃のキーマンはMF石毛秀樹(23)だ。ダービー出場は13年10月27日以来、1623日ぶり。俊輔を封じつつ、磐田戦2度目のゴールも狙っていく。

 いつもの光景が戻ってきた。試合前日恒例の居残りFK練習に俊輔の姿があった。名波浩監督(45)が見守る前で、左足を振り続けた。先月17日に左大腿(だいたい)二頭筋肉離れを発症。途中出場した前節・浦和戦(1日)前日は居残りFK練習を大事をとって回避。この日は紅白戦にも主力組で出場し、F東京戦(3・10、2〇0)以来3戦ぶりの先発が決定的になった。

 俊輔にとって3回目の静岡ダービー。昨季は2戦2勝だが、「去年出て雰囲気が分かった。名波さんもあおるし、内容より結果が大事。お互いの順位は関係ないのがダービー」。22年目のレフティーは伝統の一戦の重みを理解している。

 3日にMFムサエフが右ひざ前十字靱帯損傷で練習合流まで6か月以上と診断され、FWアダイウトンも治療のため、ブラジルへの一時帰国が発表されるなど、厳しい状況が続く。俊輔は「(2人を)チーム全体で勇気づけたい。全員でこつこつ積み重ねてレギュラー争いをしていくことが大事」と説いた。

 初めて試合開始からMF山田大記と2シャドー(1・5列目)を形成する予定。「(普段シャドーを組む)アダがいないからこそ、組織的に連動していく」と話す。チームは公式戦5戦負けなしと波に乗ってきた。打倒ライバルへ背番号10が攻撃の要となる。(山田 豊)

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