【磐田】川又、恩師・西野氏へ代表アピール弾決める

　Ｊ１第７節が１１日に行われる。ジュビロ磐田ＦＷ川又堅碁（２８）はＧ大阪戦（パナスタ、午後７時）でゴールを決め、日本代表新監督就任が決まった西野ジャパン入りをアピールする。

　清水との静岡ダービーでのスコアレスドローから２日たった９日、チームは磐田市内で約２時間の調整。この日、日本代表監督に決まった西野朗氏（６３）の下で名古屋時代の１４、１５年にプレーした川又が、今季６戦未勝利の最下位・Ｇ大阪戦での得点を誓った。

　一瞬、目を丸くした。恩師が代表監督に就任することを報道陣に聞いたときだ。川又が１４年夏に名古屋へ加入したときに指揮を執っていたのが西野監督だった。１５年は絶大な信頼を受け、キャリアで２番目に多い３３試合出場。９得点を挙げた。「かっこいい方。とてもクールな方でした」と振り返る。昨年１２月の東アジアＥ―１選手権以来となる代表復帰には得点が不可欠。だが、「（得点は）当たり前や！代表関係なく勝つだけ」。短い言葉に力を込めた。

　ハーフコートで１１対１１にフリーマンを加えた実戦練習。１トップに入った川又は金色に染め上げた頭でゴール。清水戦では５本のシュートを放つも、無得点。名波浩監督（４５）は「Ｇ大阪戦のキーマンは俊輔、山田、川又。シュートで精度よりも回数でいってほしい」と期待を寄せる。昨年６月のホームＧ大阪戦で２発決め、チームもその後６連勝。川又も得点を量産した。今年もＧ大阪戦から波に乗る。（山田　豊）