【鹿島】小田逸稀が名古屋戦でリーグ戦プロ初出場へ「得点に絡めるように」指揮官も期待

スポーツ報知
パス交換を行う鹿島の小田逸稀

 鹿島は13日、鹿嶋市内で名古屋戦(14日・カシマ)に向けた最終調整を行い、主力組の左サイドバックに東福岡高出身のプロ2年目・DF小田逸稀が入った。小田は「こういう時だからこそ若手の突き上げ、押し上げが大事になる。得点に絡めるようにしたい」と意気込んだ。

 小田は昨季天皇杯2試合でプレーしたほか、今季もACLシドニーFC戦(3月13日、1△1)で先発出場を果たしている。左右のサイドバックをこなす器用さや優れた対人能力を誇り、身長173センチながらエアバトルの強さも持ち合わせる。

 シドニーFC戦では左からのクロスでゴールを演出したが、「鹿島は絶対に勝たないといけないチームなので。反省です」と後悔を口にした。あれから1か月。公式戦4戦勝ちなしとチームが苦境に立つ中で再び出番が回ってきた。大岩剛監督は「(シドニーFC戦は)非常にいいプレーだった。特別彼に言わなければいけないことはない。今ある彼の一番良いプレーをしてほしい。思い切ってやってもらうことが第一」と期待。小田は「チームの勝利のために全力を尽くしたい」と息巻いた。(岡島 智哉)

 ◆小田 逸稀(おだ・いつき)1998年7月16日、佐賀県生まれ。19歳。中学時に鳥栖の下部組織に入団し、東福岡高に進学。2年時に全国高校総体、全国高校サッカー選手権の2冠に貢献。17年に鹿島入りし、天皇杯2試合に途中出場。173センチ、68キロ。右利き。紅茶が大の苦手。尊敬する人物は鳥栖DF吉田豊。

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