【磐田】川又、名波監督直伝の「黄金の左」決める…15日・鳥栖戦

スポーツ報知
練習でギレルメと競り合う川又(右)

 J1ジュビロ磐田は15日、鳥栖と対戦(午後3時、ヤマハ)する。FW川又堅碁(28)は13日に磐田市内で行われた練習後、居残りで名波浩監督(45)からマンツーマン指導を受け、シュートを繰り返した。チームは今季7戦中5戦が無得点。指揮官の金言を胸に決定力不足を解消する。

 FW川又は名波監督が見守る中、一心不乱に左足をスイングし続けた。約1時間、ボールの置く場所を変え、様々な弾道で蹴り分けた。同じ左利きの指揮官も自らボールを蹴り実演。身ぶり手ぶりを交え、金言を授けられた背番号20は、「名波さんには蹴る角度であったり、一言ではいい表せられないくらいのアドバイスをいただいた」。特訓後の表情には、充実感が漂った。

 チームは7戦中5戦が無得点。川又も前節11日のG大阪戦(0●2)で決定機を外し、「俺が決めていれば」と責任を背負い込んだ。鳥栖戦が行われるヤマハでチームは昨季から公式戦7戦負けなし。川又も昨年度は14得点中7得点を挙げているだけに「客席からの距離も近いし、やりやすいスタジアム」と闘志を燃やす。

 お得意様が相手だ。昨年11月の敵地・鳥栖戦(2〇0)で得点。新潟時代の13年5月にはハットトリックも決めた。「選手も変わっているし、あまり関係ないよ」と謙遜するが、相性はいい。鳥栖の元日本代表GK権田が守るゴールを打ち破りたい。

 チームは2戦勝ちなしで降格圏一歩手前の15位と低迷。「チームを勝たせたい。(自分が)決めれば勝てる」と自らに言い聞かせるように話す。川又の3戦ぶりゴールで勝利を呼び込む。(山田 豊)

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