【清水】ソッコ“興梠封じ”で5年ぶり天敵撃破だ…15日・浦和戦

スポーツ報知
浦和戦でJ1通算100試合出場を迎える黄錫鎬(右)

 浦和と対戦(15日午後4時、埼玉)するJ1清水エスパルスは三保で調整。今節、J1通算100試合出場を迎えるDF黄錫鎬(ファン・ソッコ=28)が“興梠封じ”で節目の一戦を飾ることを誓った。

 12年の来日から日本でのプレーは通算6年目。広島、鹿島を経て3クラブ目の清水で節目を迎えるソッコは「光栄なこと。相手はビッグクラブだが、負けてられない」とキッパリ。昨季ACL王者に真っ向勝負を宣言した。

 浦和は監督交代後、2連勝と上り調子。ターゲットは元日本代表FW興梠だ。直近の4試合で5ゴールを許している天敵。「動き出し、スピード、決定力。何でもできる万能型」と力を認めた上で「(興梠にボールが)入ってくる以前で止めたい。中盤、FWを動かしてコンパクトにする」と対策の一環を明かした。的確なコーチングで相手のパスコースを消し、局面では体を張って阻止する。

 ここまで7戦でリーグ5位の6失点。大崩れはないが、前節の長崎戦は立ち上がりの悪さにつけ込まれ前半23分に失点。ヤン・ヨンソン監督(57)は「ディフェンスが遅れがちだった」と指摘しており、立て直しは必須となっている。DFリーダーも「前回は納得してない。サッカーはサッカーでしか挽回できない」と表情を引き締めた。

 開幕からセンターバックのコンビを組んできたフレイレは故障で回避の可能性が高い。それでも「(新相棒の)良さを出していく。1人代わったぐらいでチームは弱くならない。全員がハードワークできるのが今年の清水」と言い切った。対浦和は13年から7戦勝ちなし。韓流助っ人が、“赤い悪魔”を黙らせる。(武藤 瑞基)

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