【札幌】初先発・宮吉「うれしい」同点弾

スポーツ報知
前半13分、同点ゴールを決めた宮吉(左)は都倉と抱き合う

◆明治安田生命J1リーグ第8節 柏1―2札幌(14日・三協フロンテア柏スタジアム)

 北海道コンサドーレ札幌FW都倉賢(31)が、J1での100試合出場を飾る決勝点を決め、今季初の逆転勝ち。暫定ながら4位に浮上した。アウェー・柏戦は前半9分に先制されるも、同13分にリーグ戦初先発のMF宮吉拓実(25)が頭でゴールを決めて同点。後半42分に都倉が右クロスをダイビングヘッドでゴールし、2―1で勝利した。クラブのJ1アウェー通算100点目となるメモリアル弾を、節目に強い都倉が挙げる劇的な白星で3連勝を手にした。

 宮吉が窮地を救った。前半9分、実に4試合ぶりとなる失点を喫した。しかしその4分後、三好の右クロスを頭でとらえ、試合を振り出しに戻した。逆転勝利につながった札幌での初得点に「うまく合わせることができた。アウェーで勝ち点3を取れて、非常にうれしい」。リーグ戦初先発で堂々の結果を出した。

 チャンスを逃さなかった。試合前日13日の練習中、チャナティップが右足首痛を訴え、欠場が決まった。急きょ巡ってきた機会も宮吉には蓄積があった。1次沖縄キャンプでは主力組で左シャドーを務め続けた。ペトロヴィッチ監督にたたき込まれた事をベースに「僕と三好でうまく顔を出して受けるシーンが何度か出せた」と好機につなげた。攻撃力増にとJ1広島から完全移籍で加わった男が、期待に恥じない働きを見せた。

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