【山形】FW中山仁斗、初の本拠地弾でホーム初勝利

スポーツ報知
ゴールへ果敢に迫った中山(右)

◆明治安田生命J2リーグ第8節 山形1―0京都(15日・NDソフトスタジアム)

 J2モンテディオ山形は1―0で京都を下し、4戦目でホーム初勝利を挙げた。後半29分から投入されたFW中山仁斗(26)が、昨季入団以降初となる劇的な本拠地弾で、今季初の2連勝にも貢献した。

 ロスタイムに入った後半48分。MF中村駿(24)のFKをDF栗山直樹(27)が頭で落とし、走り込んできた中山がダイビングヘッドで決勝弾。前節・愛媛戦(2〇0)に続く途中出場での2戦連弾に「ボールは目で追えたので、狙って打てた。ホーム初ゴールは純粋にうれしい」と胸を張った。

 転んでもただでは起きない。昨年8月16日のアウェー・松本戦で左足首関節を脱臼骨折した。「これだけサッカーができなかったのは人生で初めて」。リハビリ期間中は体幹トレーニングや股関節の可動域を広げるストレッチに励み、戦う準備を怠らなかった。

 長期離脱を経て、今年3月31日の山口戦で復帰。木山隆之監督(46)は「中山はケガをする前より動けている。いい形で帰ってきた」と称賛した。背番号39は一皮むけて帰ってきた。

 22日の次節は敵地での松本戦。中山は「(昨年の)松本戦でケガをしたので、絶対に勝ちたい」とリベンジと今季初の3連勝に挑む。(海老田 悦秀)

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