【仙台】今季ワースト3失点でホーム初黒星6位後退

スポーツ報知
後半13分、磐田・小川(手前右)にゴールを決められ悔しがる関(左から2人目)と石原(左端)

◆明治安田生命J1リーグ第9節 仙台0―3磐田(21日・ユアテックスタジアム)

 ベガルタ仙台は、磐田に0―3で敗れ、今季リーグ戦でホーム初黒星を喫した。順位は6位に落ちた。仙台は、基本布陣3―4―3とほぼ同じ形で来る磐田に対し、トップ下にMF梁勇基(36)を置いた3―5―2の布陣を今季初めて敷いた。立ち位置を変え、数的優位を作る場面もあったが、決定的なチャンスはなかなか生み出せなかった。梁は「ボールを引き出そうという意識で臨んだが、なかなかシュートまでいけなかった」と肩を落とした。

 前半は仙台が押し込む展開も、磐田の元日本代表MF中村俊輔(39)が「相手がボールを回していく中で、守備に隙ができると思った」と話したように粘り強い守備で耐えた相手は、後半から牙をむいてきた。

 後半11分、2008年のJ1・J2入れ替え戦でも仙台相手に3得点を挙げた磐田・FW松浦拓弥(29)に先制点を許すと、仙台は立て直す暇もなく、同13分に小川大貴(26)のミドルシュートで2点目を失った。同37分には、中村のフリーキックからMF田口泰士(27)に頭を合わせられ3点目を献上。今季リーグ戦ワーストの3失点で敗れた。

 次戦は中3日でのアウェー・C大阪戦(25日)。渡辺晋監督(44)は「(トップ下の布陣を採用し)効果的なシーンもあった。また組み合わせを考えながら、オプションの一つにしていきたい」と前を向いた。(小林 泰斗)

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