【磐田】アウェーで3発!仙台撃破

スポーツ報知
後半11分、2戦連発となる先制弾を決め喜ぶ松浦〈11〉(後方は川又)

◆明治安田生命J1リーグ第9節 仙台0―3磐田(21日・ユアテックスタジアム)

 ジュビロ磐田が今季最多の3得点で前節まで2位のアウェー仙台戦で大勝した。後半11分にMF松浦拓弥(29)が左足で2戦連続ゴール。同13分にはMF小川大貴(26)がリーグ戦プロ初得点。同37分にはMF田口泰士(27)が加入後初ゴール。今季初の連勝を決めた。

 いまだ桜が残る仙台で咲き乱れたのはジュビロだった。後半11分、MF松浦がこぼれ球を左足一閃。「転がってきたボールをうっただけ」。12年5月26日の大宮戦以来の2戦連発に「ラッキーでした」と笑った。08年には仙台とのJ1、J2入れ替え戦で2戦3発。“仙台キラー”が大暴れだ。

 “初ゴール”も生まれた。同13分には前節・鳥栖戦(1〇0)から右MFで先発起用の小川大が中央に切れ込み、左足で豪快に決め2―0。リーグ戦初得点を「イメージ通りだった」と振り返った。さらに同37分にはMF中村のFKをMF田口が頭で合わせダメ押し。「どん欲に合わせた」とニヤリ。記念すべき第一歩を記した2人は、仙台に詰めかけた磐田サポーターの前で拳を握った。

 3人ともリーグ戦開幕節の川崎戦ではスタメン落ち。松浦はスーパーサブとして待機したものの出番がなく、田口は新天地への対応が遅れ途中出場、小川大は状態が上がらずベンチ入りもなかった。だが、名波浩監督(45)の「試合でベストな選手を使う」方針のもと、開幕から約2か月にして、結果を出した。

 前節で今季初出場初先発を果たした小川大は「ずっと試合を見ていて右サイドから攻撃の選択肢を増やせればと思っていた。試合ではどんどん打とうと思っていた」。リーグ戦1敗しかしていなかった仙台を相手に、今季初の連勝。指揮官も「難しいアウェー戦で3―0。びっくりしている」と目を細めた。まだ前半戦。遅咲きなどと言わせない。(山田 豊)

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