【山形】フル出場中、DF栗山直樹「慢心せず、次の試合だけを考えて努力する」

スポーツ報知
最終ラインから指示を送る栗山

 J2モンテディオ山形は25日、ホーム・栃木戦(28日午後2時、NDスタ)に向け、山形・天童市内で練習を行った。今季、25試合以上出場を目標に掲げるDF栗山直樹(27)は、開幕から既にリーグ戦10試合フル出場中だ。「慢心せず、次の試合だけを考えて努力する」と言葉に力を込めた。

 前節松本戦(0●1)で、栗山は体を張ったプレスで何度もピンチを防いだ。木山隆之監督(46)は「クリ(栗山)はガッツがある」と評価。背番号3は2012年の専大4年時に左ひざ前十字靱帯(じんたい)を切り、14年8月は右ひざ前十字靱帯を損傷。16年10月には左第5中足骨骨折とケガに泣かされてきた栗山だが、木山監督は「クリは怖がらず突っ込んでいく。目の前の相手に負けないように食らいつく意志がある」。栗山は「チャンスをくれる監督には感謝しかない。でも満足せずに、毎試合勝つ努力と出る努力をする」と意気込んだ。

 この日のミニゲームで力強い対人守備を見せた栗山は、2016年まで山形に所属していた栃木の元日本代表FW大黒将志(37)を警戒。「(守備の)裏を突いてくるので、ゴール前では自由にさせない」と闘志。桃栗三年―の言葉通り、山形で3年目を迎える栗山が結果を残す。(海老田 悦秀)

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