【横浜M】“お得意様”札幌に逆転負け「カウンターでやられてしまった」

スポーツ報知
前半44分、先制ゴールを決め祝福される横浜M・金井(中央)

◆明治安田生命J1リーグ第10節 札幌2―1横浜M(25日・札幌厚別陸上競技場)

 横浜は敵地で札幌に1―2で逆転負け。過去無敗(4勝1分け)だった“お得意様”に初黒星を喫し、リーグ5戦未勝利(2分け3敗)となった。

 前半44分。左CKからDF中沢がつなぎ、最後はDF金井が「うまく流し込めた」と頭で押し込み、先制のネットを揺らした。

 良いリズムで後半に突入したが、今季の横浜Mはここから一筋縄でいかない。アンジェ・ポステコグルー監督は「開始10分を気をつけよう」と送り出したが、後半4分に同点弾を献上。その後も主導権を奪われ、まさかの逆転負け。5戦未勝利中の3敗は全て逆転で負けており、リード時の試合運びが課題に挙がる中、先制弾を奪った金井は「スタイルどうこうよりも1対1の球際などで全て勝つ意識を持ちたい。勝たなきゃ(ゴールは)意味がない」とし、中沢も「昨季までできていた細かいことをもう一度見つめ直すことが必要」と力強い口調で話した。

 指揮官は「非常に残念。我々が主導権を握っていたが、カウンターでやられてしまった」とうな垂れつつも、「前進はしている。このスタイルはやり続ける」と今季から志向する攻撃的スタイル継続を宣言。今後は鹿島、磐田、名古屋、G大阪と横浜Mと同様に低迷するクラブとの対戦が続く。前半戦の正念場になりそうだ。

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