【仙台】板倉、川崎下部組織からの盟友・三好に「負けたくない」

スポーツ報知
ボランチの位置に入りプレーする板倉(奥中央は大岩)

 2連敗中のJ1ベガルタ仙台は28日、ユアテックスタジアム仙台で札幌戦(午後2時)に臨む。27日は仙台市内で最終調整。ボランチで先発濃厚のDF板倉滉(21)がユース時代から川崎でチームメートだった札幌MF三好康児(21)との同期対決に闘志を燃やした。

 盟友との戦いに心を躍らせた。今季、板倉は三好とともに川崎から期限付き移籍でそれぞれのチームに加入し、開幕から主力を担っている。この日の実戦練習ではダブルボランチの一角を務め、「(三好は)ユースの時からのチームメートなので少し違和感もある。けど、勝負する以上は負けたくない」と語った。

 現在7位につける仙台だが、直近3試合で1分け2敗。一方、4位の札幌は7戦負けなし(5勝2分け)の絶好調だ。三好はU―21日本代表で背番号10をつけ、札幌では開幕から全試合に先発出場。ゴールこそはまだないが、前線に絡む動きで3アシストを挙げるなど、快進撃を支えている。板倉は「三好はうまいし、注意しないといけない。あいつの良さを消していきたい」と言葉に力を込めた。

 ミラーゲーム(両チームが同じ布陣)での対決が予想されるだけに、1対1の勝負が結果に色濃く反映されやすい。「もっとボールを受けることや、守備で奪う回数、運動量を増やしていきたい。楽しみつつ勝ちに行く」。仙台の攻守を支える21歳が友を抑え込み、連敗ストッパーになる。(小林 泰斗)

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