【なでしこL】マイナビ仙台、浦和のプレスに屈し完敗

スポーツ報知
高精度のCKを披露した安本

◆なでしこリーグ第4節 マイナビ仙台0(0-2、0-0)2浦和(3日・ひとめぼれスタジアム宮城)

 マイナビベガルタ仙台レディースは、ホームで浦和に0―2と今季初の複数失点負けを喫した。

 開始早々から相手の激しいプレスに圧倒された。前半6分に正確なパスワークからゴールを奪われ、同31分も左サイドから攻め込まれ、2失点目を献上。主将のMF安本紗和子(27)は「相手の勢いに押し切られ、消極的なプレーも多かった」と落胆した。

 ハーフタイムに越後和男監督(52)は「本当に勝つ気があるのか」とカツを入れた。17年に監督就任してから、浦和にはリーグ戦1分け2敗と白星がない。ボールを奪いにいく動きが遅れた理由に、浦和へのトラウマがあると明かした。「腰が引けた選手が何人かいた。苦手意識から消極的なプレーになったと思う」と指揮官が課題を指摘した。

 順位も6位から7位に後退。危機的な状況だが、意識改革で打開を図る。「球際で強くいってボールを奪ったりと、気持ちの強いプレーをチームでしないといけない」と安本がアグレッシブな姿勢へと方向転換を促した。

 次節はアウェーで首位のINAC神戸と対戦(6日、午後1時)する。中2日と連戦が続く。安本は「気持ちでも、運動量でも負けないようにしたい」。立て直しを図り、強敵に挑む。(海老田 悦秀)

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