【札幌】FW都倉、今季2発目オーバーヘッド 手倉森コーチ「結果評価すべき」

スポーツ報知
後半27分、豪快なオーバーヘッドキックでゴールを決める札幌・都倉(中央=カメラ・宮崎 亮太)

◆明治安田生命J1リーグ第13節 札幌2―0G大阪(5日・札幌厚別陸上競技場)

 札幌FW都倉が、日本代表の手倉森誠コーチ(50)の前で豪快にアピール弾を決めた。ホーム・G大阪戦の後半27分、オーバーヘッドで追加点を決め、2―0勝利へとつなげた。自身のJ通算100ゴールでチームを10戦連続不敗へと導き「目の前の戦いに全力で取り組んだ積み重ねの結果」とプロ14年目での大台到達を喜んだ。

 今季は開幕こそベンチスタートも、FWジェイの負傷離脱で第5節に先発のチャンスをもらうと、以降8試合で5発とゴールを量産。オーバーヘッド弾は4月7日の名古屋戦に続き今季2点目。その活躍に、試合を視察した手倉森コーチは自ら切り出した。「都倉とか、活躍している人をくみ上げるのは必要なこと。監督も代わってフラットな目で見てあげられるのも代表。リーグで結果を出しているところは評価すべき」。世代別の代表歴が一度もない31歳を熱く評価した。

 西野代表監督とも縁がある。神戸に在籍した12年5~11月に指導を受け「僕が低迷していた時に浮上のきっかけをくれた」と慕う。持ち味は187センチの長身を生かした高さと、ベンチプレス100キロを上げるパワー。日本代表DF三浦を何度もはじき飛ばしたように、現代表にはいない「札幌のフィジカルモンスター」が、日本の秘密兵器になる可能性を秘めている。

 ◆都倉 賢(とくら・けん)1986年6月16日、東京都出身。川崎ユースから05年、慶大進学と同時にトップ昇格。08年8月にJ2草津(現J3群馬)に期限付き移籍。09年は草津、10~13年は神戸に所属し、14年3月に札幌加入。J1通算104試合26得点、J2通算191試合74得点。187センチ、80キロ。家族は妻と1女。左利き。

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