【湘南】チョウ監督「7年目になるが、今日の前半が一番最悪」

スポーツ報知
前半、ボールを競り合う仙台・西村(右)と湘南・山根

 ◆明治安田生命J1リーグ 第13節 湘南1―3仙台(6日・Shonan BMWスタジアム平塚)

 湘南はホームで仙台と対戦し、1―3で敗れた。仙台とは、5戦連続未勝利。前節の柏戦(2日・1●2)に続き、本拠で連敗を喫した。

 湘南は、柏戦から先発メンバーを4人変更。試合開始わずか3分、右クロスに合わせた仙台MF野津田岳人に決められリードを許した。前半32分にPKを献上するも、GK秋元陽太の好セーブでピンチを免れる。だが、その4分後に再びPKを与え、仙台FW西村拓真にゴール左へ追加点を決められた。

 後半に入り、2点を追いかける湘南が反撃。同6分のPKで、FW李庭協が相手GKの逆をつくシュートで1点を返した。その後、球際の競り合いやハードワークなど湘南の長所が表れ始め、前半の2倍となる10本のシュートで猛攻。しかし、なかなかゴールネットを揺らすことが出来ない。試合終了間際、ゴール前に抜け出した西村にダメ押しの3点目を決められた。湘南は後半の被シュートをこの1本に抑えて主導権を握り続けたが、得点を奪うことは出来なかった。

 試合後の会見で、チョウ貴裁監督(49)は「チームを見て7年目になるが、今日の前半が一番最悪。J1の舞台に慣れてきて、自分たちは出来るかもという気持ちが無意識に出ているのかも。そうしてしまった監督の甘さもある」と厳しい表情。MF秋野央樹は、「気持ちの問題。G大阪、(浦和)レッズに勝って、自分たちはやれるんじゃないかと思ってしまっていたと思う。一人ひとりが相手に寄せる意識とかが出来ていなかった」。

 秋元は「前半は本当に情けない。個人的にすごくいらだつ一日でした。球際とか、初心に戻ることが必要。誰も声を出さずにいて、それぞれの選手に緩みがあった。非常に悔しい」と涙ながら話した。

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