【山形】汰木がダメ押し弾 リーグ戦通算来場者数250万人突破

スポーツ報知
今季初ゴールを決め三鬼(左)と喜びを分かち合う汰木

◆明治安田生命J2リーグ第13節 山形2―0讃岐(6日・NDソフトスタジアム)

 19位・モンテディオ山形は、20位・讃岐を2―0で破り、今季ホーム戦2勝目を挙げた。後半29分、コーナーキックからDF栗山直樹(27)が頭で合わせて先制。同43分には、ゴール前でドリブルを仕掛けたMF汰木(ゆるき)康也(22)が右足でダメ押し弾を決めた。リーグ戦通算来場者数250万人突破の記念すべき日を白星で飾り、連敗を3で食い止め、順位を18位に上げた。

 汰木が存在感を示す今季初ゴールで魅了した。後半43分、左サイドでスローインを受けた汰木は、ドリブルでゴール前へ。相手DF3人をかわすと、右足を強く振り抜き、チームの2点目を挙げた。背番号25は「1点リードしていたので、前めに攻めた。2点目を取れて良かった」と満面の笑みを浮かべた。

 同世代の活躍に奮起した。昨季は37試合に出場した汰木だが、今季は9試合出場(先発出場は4)にとどまっている。同学年のDF熊本雄太(22)は先発に定着し、FW北川柊斗(22)は愛媛戦(4月8日)でプロ初ゴールを決めた。「悔しい思いはあった」と“本音”を明かす汰木。練習終了後も居残り、シュート練習に取り組んできた。

 木山隆之監督(46)は「ケガをせず、トレーニングに励み、ポジションをつかんだ」と汰木の姿勢を評価するが、本人は「ゴール以外は物足りなかった。ボールを受ける回数や連係を高めていかないといけない」と逆に気を引き締めた。

 次戦は、J1から降格した大宮とホームで対戦する(13日午後2時)。「3連敗していたので、取り返さないといけない。2、3点といいペースでゴールを取りたい」と汰木。復活のドリブラーが連勝を呼び寄せる。(海老田 悦秀)

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