【清水】7連敗中の鳥栖に今季ワーストの3失点
スポーツ報知
◆明治安田生命J1リーグ第13節 鳥栖3―1清水(6日・ベストアメニティスタジアム)
清水エスパルスは鳥栖に1―3で敗れ、今季2度目の連敗となった。前半11分にPKで先制点を献上。同16分にオウンゴールで追い付くも、同26分に勝ち越しを許した。後半6分にも加点され、今季ワーストの3失点。同33分からは相手の退場で数的優位となったが、決定力不足に泣いた。
冷たい雨が身にしみる敗戦となった。7連敗中だった鳥栖相手に今季ワーストの3失点。2日の広島戦と合わせ約2600キロの移動距離の遠征で連敗を喫したヤン・ヨンソン監督(57)は「非常に残念」と声を落とした。
前半11分、MF河井がペナルティエリア内でハンドし、PKを献上。GK六反が懸命に伸ばした右手をかすめたボールがネットに刺さった。「チームに迷惑をかけた。責任を感じる」と河井が言えば、守護神も「止めていれば勝てた。仕事ができなかった」と唇をかんだ。一時同点としたが、26分に課題のクロスから勝ち越しを許した。
2点ビハインドの後半33分には鳥栖FW小野が退場。数的優位となった。指揮官は「松原と村田を高い位置に置き、幅を使う」とサイド攻撃に活路を見い出そうとしたが、ゴール前を固めた相手に苦戦した。「バランスが悪かった」と河井。クロスははね返され、シュートも精度を欠いた。
次は中2日でルヴァン杯の磐田戦を迎える。準備に使える時間は限られるが、切り替えて臨むしかない。(武藤 瑞基)