【金沢】宮崎、先制V弾で完封 8位浮上に貢献

スポーツ報知
前半29分に決勝点を決めた金沢・宮崎(右端)

◆明治安田生命J2リーグ第13節 東京V0―1金沢(6日・味の素スタジアム)

 ツエーゲン金沢は、アウェーで東京Vを1―0で下した。前半29分に背番号10のMF宮崎幾笑(20)が決勝点。東京五輪世代の今季2点目を守りきった。

 前節は期限付き移籍元の新潟戦のため、契約の関係上、欠場した宮崎だが、「今日の試合を一番に考えた」と気合十分で2戦ぶりの出場となった東京V戦に臨んだ。ゴール前で受けたボールを冷静にコントロールして右足シュート。「少ないチャンスで点が取れて良かった」と振り返った。

 前々節の岐阜戦(1〇0)で、審判の判定に対する執拗(しつよう)な抗議で退席処分となり、新潟戦がベンチ入り停止だった柳下正明監督(58)にとっても大きな1勝だ。「ベンチにいないと自分がしんどい。コーチングしながらやった方がストレスにならない」と笑ったが、試合中は大声で選手たちに指示を出してチームを率いた。

 岐阜戦後、柳下監督は選手たちに謝罪した。GK白井裕人(29)は「(監督は)熱い気持ちで戦ってくれている。(自分たちも)熱いプレーをしないといけない」。新潟戦は3失点(2●3)だった守備陣も奮闘し、完封で勝ち点3に華を添えた。

 これで8位に浮上。中2日での試合だったが、勝ちきったことで、「次につながる」と宮崎。確かな手応えとともに次節・松本戦に挑む。(古川 浩司)

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