【札幌】FW宮吉、敗退阻止弾再び!

スポーツ報知
ボールキープするFW宮吉(左)

 J1北海道コンサドーレ札幌FW宮吉拓実(25)が、再びチームを窮地から救う。札幌は9日、ルヴァン杯のホーム・甲府戦に臨む。

 先発が確実となっている宮吉は、4月18日の前節・磐田戦で後半45分に決勝ゴールを挙げ、勝利へと導いた。負ければグループリーグ突破の可能性が消えた前回と同様、白星以外ならプレーオフステージ進出の道が絶たれる。負けられない戦いへ「勝つしかない。しっかり戦いたい」と必勝を期した。

 借りは返す。甲府には3月に敵地で対戦した際、0―3で完敗。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)が「今季最も出来の悪かった試合」と語ったように、J2相手に見せ場を作れなかった。フル出場しながらチームに貢献できなかった一戦を、宮吉は忘れていない。「アウェーで悔しい思いをしているので、気持ちを出していきたい」。泥臭いプレーが持ち味の一つ。チームのため、労を惜しまず走り抜く。

 13日のリーグ戦・F東京戦は、MF三好が警告の累積のため出場できず、宮吉が代わってシャドーに入る最有力候補だ。リーグ戦初先発となった4月14日の柏戦では、移籍後初得点を決めた。「ゴールの部分で貢献できれば」。リーグ戦の11試合連続不敗へ、まずはルヴァン杯の2勝目で弾みをつける。(砂田 秀人)

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