【札幌】17年ぶり2位へミシャ監督「まずは地に足をつけて臨むのが重要」

スポーツ報知
練習後、サムアップするペトロヴィッチ監督

 J1最高順位到達へ、北海道コンサドーレ札幌のミシャことミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)が、全力で「ミ手腕」を振るう。

 札幌は11日、アウェー・F東京戦(13日)に向けて、宮の沢で調整した。3位の札幌は、勝ち点差1の2位・F東京との直接対決に勝てば、2001年以来の2位に浮上する。ペトロヴィッチ監督は「そうなれば、素晴らしいこと」としながらも、「まずは地に足をつけて臨むのが重要。一丸となって戦うことに集中したい」と、目の前の敵を倒すことに全精力を注ぐ。

 17年前は、4月29日の第6節でG大阪に1―0で勝ち、4勝1引き分け1敗で2位に浮上した。続く清水戦に敗れて4位となったが、最終的には10勝5分け15敗の11位で、初のJ1残留を果たした。第14節を3位の好位置で迎える一戦を制せば、J1定着にも大きく近づく。指揮官は「難しい戦いにはなるが、100%の力でぶつかって、勝ちを手にできれば」と、歴史を塗り替える。

 シャドー(下がりめのFW)の一角、MF三好を出場停止で欠く戦いだが、ペトロヴィッチ監督は「誰を入れるかを含め、しっかり準備していきたい」。明言こそ避けたが、その頭の中には最良の策が描かれている。巧みな采配を明日も見せ、17年ぶりに2位の座をつかむ。(砂田 秀人)

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