【札幌】都倉、17年ぶり2位へ“節目男”返上だ

スポーツ報知
ドリブルでゴールに迫るFW都倉

◆明治安田生命J1リーグ第14節 F東京―札幌(13日・味スタ)

 J1北海道コンサドーレ札幌FW都倉賢(31)が、節目でなくても主役を張る。札幌は13日、アウェー・F東京戦に臨む。勝てば2001年以来17年ぶりに2位に浮上する戦いへ、都倉は「3位対2位という最高の雰囲気を楽しむための準備はしてきた。自信を持ってピッチ上でそれを出せばいい」と3連勝だけを思い描き、12日、札幌をたった。

 前節6日G大阪戦ではJ通算100点目を挙げ、2―0勝利に貢献した。自らを「節目がち」と称し、クラブ通算1000得点などを決めてきたが、F東京戦に節目の数字はない。ただ昨季から得点した試合は10勝4分けと不敗は継続している。「僕が得点する事で勝ちへと導ければそれが一番」。何より勝利を欲する男は、2戦連弾を勝ち点3取りにつなげ、チームの不敗も11戦へと伸ばしにいく。

 今季5点目を挙げたG大阪戦の際、視察した日本代表の手倉森コーチから「結果を出していることは評価すべき」などと言葉を受けた。F東京戦翌日の14日が、ロシアW杯予備登録メンバー35人の期限となる。期待する周囲の声にも「代表は目標だが現実的とは思っていない」と都倉に意識はない。「それよりチームのためにやるのが第一」。きょうの戦いに全神経を注ぎ、札幌をJ1史上最高位タイへと到達させる。(砂田 秀人)

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