【柏】下平監督の解任発表 後任は加藤ヘッドコーチ

スポーツ報知
柏・下平監督

 J1柏は13日、下平隆宏監督(46)を解任し、後任に今季からヘッドコーチを務める加藤望氏(48)が就任すると発表。この日から新体制で始動し、ロシアW杯中断期間前最後となる次節の名古屋戦(20日・豊田スタジアム)から指揮を執る。後任は暫定的なものではなく、今シーズンは加藤新監督体制で行うという。

 取材に応じた柏の瀧川龍一郎社長は、12日のホーム川崎戦敗戦後の話し合いで、最終的な決断に至ったと明かし、「以前から現状の成績をふまえて、今後に対する危惧はあった。改善していただけると信用、信頼をしていたが、(下平)監督自身も迷いや自信が揺らぐような話があり、昨晩の会話の内容などを含めて決断した」と話した。下平監督は今後もクラブに在籍予定だが、詳細は未定。選手には13日の朝に伝えたといい、「冷静に受け止めてくれました」と話した。

 今季の目標について、瀧川社長は「加藤新監督には、とにかくこの緊急事態、窮地を立て直して欲しいと伝えた。現実的に考えて、少なくともACL出場権獲得に望みがかけられるレベルの戦いをリーグ最終節まで行えるように」と掲げた。

 下平体制3年目の今季は、ACL優勝を目標に掲げるも、1次リーグ敗退。4度目の挑戦で初めてグループリーグ突破を逃した。昨季4位のリーグ戦では5勝2分け7敗の暫定11位にとどまっている。

 加藤新監督は1992年、柏の前身の日立製作所に加入し、93年から04年まで柏でプレー。05年から湘南でプレーし、引退後の09年から湘南のトップチームコーチや下部組織の監督を歴任した。13年から昨年まで産業能率大の監督を務めた。

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