【仙台】GK関、守備陣連係へ猛ゲキ 前節逆転負けの反省生かす

スポーツ報知
DF陣に指示を出すGK関(右)(左は大岩)

 J1ベガルタ仙台のGK関憲太郎(32)が12日の首位・広島戦(ホーム、1●3)の逆転負けの悔しさを鹿島にぶつける。20日のアウェー・鹿島戦に向けて18日、仙台市・紫山サッカー場で実戦形式の練習を中心に汗を流した。

 ピッチに関の大きな声が響く。「ポジションを取れ!」。実戦練習では終始ディフェンス陣と密に声を掛け合った。前節の広島戦では、守りの隙を突かれて3失点の逆転負け。関は「守備陣としては悔しい、ふがいない試合だった。鹿島も(試合巧者で)隙を見せればやられる」と守備の整備を急ピッチで進めた。

 全体練習後は石野智顕GKコーチ(41)とマンツーマンのセービング練習で体のキレを磨いた。「鹿島はACL決勝トーナメント1回戦を突破して波に乗っていると思うがそれを叩く気持ちでいく」と気合十分だ。

 3月31日のホーム・長崎戦(1〇0)から5月20日の鹿島戦まで15連戦を戦う過密日程もいよいよラスト1試合。今季リーグ戦11試合に先発し、正GKとしてゴールを守ってきた関は、「(16日に)ルヴァン杯で予選突破も決めてチームとしてそういう勢いも力に加わって臨める」と言葉に力を込めた。W杯中断前の最後の一戦。相手のスコアに0をつけ、勝利で締める。(小林 泰斗)

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