日本サッカー協会、暴行行為の観客に入場禁止処分

スポーツ報知
豪州戦で本田と話し込むハリルホジッチ監督(2017年8月31日)

 日本サッカー協会は22日、アジア最終予選オーストラリア戦(17年8月31日)が行われた埼玉スタジアムで、警備員に暴力、威嚇行為があり、2人(性別は非公表)の観客を処分したと発表した。警備員に対し、暴力行為で深刻なけがを負わせた観客には日本サッカー協会取材試合への無期限入場禁止。別の警備員に対して暴力、威嚇行為をしたもう1人には、5月30日から10月16日までに実施される日本サッカー協会主催試合への入場禁止処分を科した。

 事件が起きたのは、日本のホーム側に当たる、北サイドスタンド。日本協会広報は「試合直後に運営に支障を来す行為があり、警備員が注意、止めたところ暴力をふるわれた」と説明し、2人の観客は警察に被害届を出した。また、深刻なけがを負った観客はすでに社会復帰を果たしているという。

 日本協会は「誰もが安全に試合観戦のできる環境を提供することが責務であり、この度の違反行為を受け、セキュリティ体制強化やさらなる観戦ルールの周知徹底をしていく所存です」としている。

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