【札幌】駒井善成、全体練習復帰 ミシャスタイル浸透へ「よりパワーアップしていけば…」

スポーツ報知
ボールを奪いに行く駒井(左から2人目)

 J1北海道コンサドーレ札幌MF駒井善成(25)が、ミシャスタイル浸透の一助になる。へんとう炎で練習を休んでいた駒井が29日、札幌・白旗山競技場で行われた全体練習に加わった。

 23日に発症し、一時は39度の熱も出たが、この日は2時間弱のメニューを全て消化。「もう大丈夫」と笑顔で復調を宣言した上で、ロシアW杯による約2か月の中断期間の最重要テーマについて「よりミシャが思っていることを実践できるようにするのが必要」と組織力の向上を第一に挙げた。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)の下、リーグ戦は7勝5分け3敗の5位と好位置につけてはいる。それでも駒井は「いいサッカーができた時もあるが、疲れが出ると主導権を握る時間が少なくなった」と内容には納得していない。浦和時代の16年からペトロヴィッチ監督の教えを受ける男は「まだまだ完成の域には達していない。コミュニケーションを含め、よりパワーアップしていけば、ACLも見えてくる」と再度の3位以内突入を見据え、よりミシャの理想型へと近付けていく。

 7月18日のリーグ再開ホーム・川崎戦前に、6月6日には天皇杯のMIOびわこ滋賀戦が控える。26歳の誕生日に迎える同戦を含め、更に強い集団となるべく、駒井が中断期間を最大限活用する。(砂田 秀人)

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