【清水】天皇杯へ攻守に不安…J3藤枝に苦戦辛くも引き分け

スポーツ報知
1本目29分、ヘディングで2点目を決めたフレイレ(手前左)

◆練習試合 清水2(2―1、0―1)2藤枝(30日、三保)

 J1清水エスパルスは30日、三保でJ3藤枝と練習試合(45分×2本)を行い、2―2で引き分けた。主力は1本目に出場。セットプレーで2得点したものの、格下相手にボールを持たれる厳しい内容で6月6日の天皇杯2回戦・JFL今治戦へ不安を残した。

 ヤン・ヨンソン監督(58)の表情はぶぜんとしていた。「つなぐ形、コンビネーションでの突破ができていない」。遅攻を目的としたが、藤枝の前からのプレスに押し込められ前線に蹴り出すシーンが目立った。MF石毛も「(パスを)出した後の動き出しができていない。もっと押し上げて回さないといけないのに」と首をかしげた。

 守備も不安定で、1本目の22分に中央を崩され失点。2本目の20分にはクロスから加点された。石毛のCKとFKから2点奪ったが、攻守に課題が山積している状態だ。「基本的な所からもう一度練習しないと」と指揮官。天皇杯、その先のリーグ再開へ無駄にできる時間はない。(武藤 瑞基)

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