【磐田】PO初戦黒星 名波監督イライラ「最後の15分は非常に幼稚」

スポーツ報知
G大阪に零封負けを喫し、肩を落とす川又(右から3人目)ら磐田イレブン

◆YBCルヴァン杯プレーオフステージ第1戦 G大阪1―0磐田(2日・パナスタ)

 J1ジュビロ磐田はG大阪に、敵地で0―1で敗れ、プレーオフ(PO)初戦黒星スタートとなった。MF中村俊輔(39)が4月21日のリーグ第9節・仙台戦以来となる先発出場も、前半7分に先制を許す展開。それでも、Jリーグカップでは11年度以来となる8強進出へ、最少失点で試合を終え、ホームでの第2戦(9日、ヤマハ)での逆転突破へ望みを残した。

 試合後の会見で名波浩監督(45)はイライラが募っていた。「ロスタイムを含めた最後の15分は非常に幼稚だった。ベンチとピッチのイメージが全く違った。いま雷を落としてきた」と吐露。俊輔も「まだまだ未熟。(ボールを)あげるべきところにあげられなかった」と反省した。

 前半7分、黄義助に決められるも約1か月半ぶりに先発した俊輔を中心に流れをつかむ。後半5分から8分の間にはFKとCKを計4回と立て続けにゴールを脅かしたが、指揮官が「枠内シュートが少なく、ネットを揺らせないことが課題」と話すようにここ4戦でわずか1得点の決定力不足に泣いた。DF新里は「後半のリズムを0―0のときからやらないと」。リーグ第7節の敵地・G大阪戦でも前半4分に失点し、敗戦しただけに悔しそうだった。

 運はある。終盤は再三のピンチを招くも、1点差でゲームを終えた。指揮官は「0―1でよかった。たまたま、ラッキーで次につなげた」。第2戦はヤマハ。ロシアW杯中断期間前最後の試合だ。総力戦で11年以来の8強を勝ち取る。(山田 豊)

サッカー

×