【なでしこL】マイナビ仙台、井上が同点弾!市瀬アシストに感謝「振り抜くだけだった」

スポーツ報知
後半22分、同点ゴールを決める井上(左)

◆なでしこリーグ第9節 マイナビ仙台1―1日体大(3日・ユアテックスタジアム仙台)

 マイナビベガルタ仙台レディースが、ホームで日体大フィールズ横浜に1―1で引き分けた。6戦ぶりの勝利を逃し、同点弾を決めたFW井上綾香(23)は「絶対に勝たないといけない試合だった」と肩を落とした。

 白星が遠い。前半からボールを保持し、主導権を握ったが、決め手に欠き、逆に後半18分、相手にPKを与え、先制を許した。それでも直後の同22分、中央から日本代表MF市瀬菜々(20)が「オフサイドにならないように…」と絶妙なパスを供給。ボールを受けた井上は「良いボールだった。振り抜くだけだった」GKとの1対1を制して同点に追いついた。

 再び攻勢を強めたが、終盤5バック気味に引いて守備を固めるリーグ最下位の相手を崩せず。越後和男監督(52)は「(試合の)入りは良かった。しっかりボールを奪ってチャンスも作れていたが…」と表情を曇らせた。

 前半戦9試合を終え、1勝3分け5敗の8位と低迷。総得点6はリーグワーストタイで「前半戦は決定機もあまり作れていなかったが、直近の4、5試合は作れている。カチッと固まってくると思う」と指揮官。自分たちのサッカーを信じ、浮上のきっかけをつかむしかない。(小林 泰斗)

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