【仙台】渡辺監督、0―3から「ドラマ起こしてみせる」

スポーツ報知
ウォーミングアップを行う野津田

 J1ベガルタ仙台は9日、ルヴァン杯プレーオフ(PO)ステージの第2戦で、湘南(午後3時、ユアスタ)をホームで迎え撃つ。2日の第1戦はアウェーで0―3で大敗。準々決勝進出へもう大量得点で勝つしかない状況だが、渡辺晋監督(44)は「気持ちをこめて戦い、ドラマを起こしてみせる!」と気合を入れた。

 チームは8日、仙台市・紫山サッカー場で最終調整。練習の冒頭15分のみ報道陣に公開し、それ以降は非公開。集中して決戦への準備を進めた。攻撃のキーマンとなるMF野津田岳人(24)は「今日はすごく調子が良くできた。明日(9日)に向かって、気持ちは高まっています」と自信をのぞかせた。

 6日の天皇杯2回戦では、ホームでJ3群馬に4―0で勝利。野津田の先制ミドルシュート、チーム得点王のFW西村拓真(21)のハットトリックが光った。指揮官は「(あの試合で)良いシミュレーションができた」と笑みを浮かべた。

 仙台がPOステージを突破するには4点差以上をつけて勝つか、3―0のスコアで勝ったうえでの延長戦、PK戦に望みをつなぐしかない。「今度は俺たちがやり返す番。それがエネルギーになる」と渡辺監督。逆境をはね返し、ユアスタで大逆転ドラマを演じきる。(小林 泰斗)

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