【札幌】河合、募金活動即決!大阪にエール

スポーツ報知
募金活動に動くDF河合

 J1北海道コンサドーレ札幌DF河合竜二(39)が、被災者のために動く。昨年11月に左足ひ骨骨折などで離脱していたベテランが19日、札幌・宮の沢での練習に合流。18日に発生した大阪北部地震への協力も即決。23日のファン感謝イベントで募金活動を行う方向で調整に入った。

 少しでも被災者の力になりたいという思いを形にする。大阪北部地震に「決して人ごとではない」と沈痛な面持ちを見せた河合が、早期に動く事を決めた。「クラブと相談し、ファン感の中で募金活動的なものをしようと思っている。自分が出来ることはやっていきたい」。宮の沢で行われるファン感謝イベントで、先頭に立ち、サポーターへ支援を呼びかける。

 自身が中心となり、被災地の復興へ尽力してきた。2015年に東日本大震災の復興支援を目的とした「MAKE THE FUTURE PROJECT」を開始した。「震災を風化させてはいけない」と毎年Tシャツなどを販売。売り上げを16年の熊本地震も含めた支援活動に充ててきた。また、被災地にも度々訪れるなどしてきた。

 昨年11月の左足骨折などから復活を目指す今季。再手術もあり、予定より約2か月復帰は遅れたが、全体練習に加わるまで回復した。「まずは天皇杯に出て、中断明けからチームの力になれれば…」と7月11日の天皇杯・J2福岡戦を第一目標とする。そして、実戦復帰した後に、同18日のリーグ再開のホーム・川崎戦出場につなげる。川崎戦直前の7月15日に40歳となるチーム最年長が、ピッチ内外で札幌を引っ張っていく。(砂田 秀人)

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