【札幌】福森、W杯参考にキック磨く

スポーツ報知
利き足の左でボールを蹴るDF福森(手前右)

 J1北海道コンサドーレ札幌DF福森晃斗(25)が、W杯を手本に、左足に磨きをかける。開催中のロシアW杯を「自分が蹴る時のイメージで見ている」と言う札幌のキッカー・福森が21日、印象深い3プレーを挙げた。

 自身と重ね合わせたのが、コスタリカを1―0で破ったセルビアDFコラロフのFK弾だった。左足でカーブをかけて決めた23メートル弾に「横から助走するのは同じだが、自分よりスピードも速く、一番印象に残っている」とベストFKに挙げた。

 日本がコロンビアMFキンテロに決められた、壁の下に蹴った低い弾道のFKは「W杯であれを蹴られる度胸はすごい」と感心した。同時に「ピッチがぬれている時も有効。これまで下に蹴ったことはないが、一度はやってみたい」と、芝状態を考慮しての採用も示唆した。

 20日にポルトガルがモロッコを破った1点は「使える」策として強調。CKの際、短い距離もショートコーナーにしたことで「ボールが動いているぶん、強く落ちるボールが蹴られる。DFは瞬間的にボールウォッチャーになり、GKも出づらくなる」と解説。「あれは参考になる」とうなずいた。

 「見て学ぶ期間」後のリーグ再開は、7月18日の古巣・川崎戦。「ホーム(札幌厚別)だし、付け入るチャンスはある」と、リーグ戦での対川崎初勝利へ、福森がキック精度を上げていく。(砂田 秀人)

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