【札幌】小野伸二、札幌大との練習試合出場へ「状態は問題ない」

スポーツ報知
マットの上でバランスを取るMF小野(手前)

 J1北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(38)が、戦線復帰への階段をまた一歩上る。

 左足首痛の影響で4月4日のルヴァン杯・清水戦を最後に戦列を離れているが、28日の札幌大との練習試合に出場予定。22日の練習試合では35分間プレーしたが、復帰後2度目の実戦では出場時間を延ばす方向。「足首の痛みもなくやれている。状態は問題ない。今後への準備としても大事な機会にしたい」と表情を引き締めた。

 5位につけるリーグ戦での好調維持へ、チームのプラス要素となる。27日、札幌・宮の沢で室内練習に取り組んだ小野は今後に向け、「自分たちも変わっていかないと…。相手も研究してくる」と指摘。メンバーをほぼ固定し、15試合で7勝5分け3敗と勝ち点26を積み上げてきた。戦力の上積みを図ることができれば、さらに強固な組織となれる。「全員で戦うんだという姿勢を出して行かないと」。総力を結集させるため、先頭に立って闘志を打ち出していく。

 ロシアW杯の中断明け後の最初のリーグ戦、7月18日のホーム・川崎戦の1週間前には、天皇杯3回戦のJ2福岡戦(同11日、レベスタ)も控える。「まずはそこを目標にしていきたい」と復帰への道を示した。実戦を重ね、コンディションを上げていき、3か月ぶり公式戦となる天皇杯を経てのリーグ戦出場へ―。描いた青写真を達成するためにも、どんな戦いも無駄にはしない。(砂田 秀人)

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