【甲府】高校生新人の宮崎&中山、20日“プロ初戦”…清水桜が丘高と練習試合出場へ

スポーツ報知
デビュー戦へ闘志を燃やす宮崎(左)と中山

 J2ヴァンフォーレ甲府は20日、今季初実戦となる練習試合を清水桜が丘高(静岡)と行う。19日、FW宮崎純真(山梨学院3年)とFW中山陸(東海大相模3年)の高校生ルーキー2人の出場が確実になった。同世代が相手だが、プロ初戦から結果を出し、アピールすることを誓った。

 プロ初実戦へ、高校生ルーキー2人の気合にスイッチが入った。宮崎が「同じ高校生なので負けられない」と意地を示せば、中山は「まず得点に絡む」と言い切った。1トップの背後、1・5列目のシャドーストライカーでの出場が濃厚。宮崎はシュート、中山はパス。それぞれの持ち味を発揮することを目指す。

 14日にチームが始動し、15日から静岡・清水キャンプで汗を流す。宮崎は伊藤彰監督(46)の指導について「ボールと止めて蹴るというところのこだわりがすごい。吸収することばかり」と刺激を受けている。ファーストタッチ、そこからの判断が課題という。

 中山は「自分で考えるサッカーで、好きなタイプ。始まって少ししかたってないけどやりやすい」と手応えを明かす。2月上旬にU―18日本代表の欧州遠征が予定されており、選出されれば、2次キャンプ(宮崎)での練習試合全5試合に出場できない。1次キャンプから戦術習得に燃えている。

 指揮官は2人に「今は頭の中にハテナがいっぱいついている状態だと思う。自分の中で整理してやってほしい」とリクエストしている。高校生相手とはいえ、実戦は積み重ねた成果を表現する機会。宮崎と中山は自身の特長を出しつつ、チームとしてやるべきプレーをする。(西村 国継)

サッカー

×