仙台出身のフィリピン代表・嶺岸光、夢はフィリピンから“逆輸入”

2018年1月8日8時0分  スポーツ報知
  • 昨年12月にタイ1部パタヤ・ユナイテッドに移籍が決まった嶺岸光

 フィリピン代表で活躍する東北人サッカー選手がいる。仙台市出身のFW嶺岸光(26)だ。2015年に母親の母国フィリピンへ渡り、同国1部グローバルFCとプロ契約。16年はリーグMVPと得点王(17得点)に輝き、代表に選ばれた。17年12月に新天地タイ・プレミアリーグ(1部)のパタヤ・ユナイテッドに加入。「結果で実力を証明したい」と意気込んだ。

 聖和学園高(宮城)から仙台大に進学。1年生でレギュラーになり、鋭いドリブルで活躍。プロを目指した。練習試合ではJ1F東京、仙台戦で得点を決めてアピールしたが、「オファーはこなかった」。

 卒業後、所属していた少年団でコーチをしていた時、サッカー教室のイベントで20か国のリーグでプレーしたMF伊藤壇(42)、元フィリピン代表のFW大友慧(36)に出会った。厳しい環境のなかでもプロとしてプレーをし続ける姿に「刺激を受けた」と再挑戦を決意。グローバルFCに所属していた大学の後輩DF佐藤大介(23)の誘いもあり、同クラブの練習参加を経て、プロ契約を結んだ。

 リーグ戦の活躍が認められ16年11月5日、フィリピンの国籍も持つ嶺岸は代表に選出された。以降8試合に出場。「レベルの高い選手とやれて技術を身につけられた。母親も喜んでくれて、うれしかった」と貴重な経験を語る。

 東南アジア最高峰のタイで新たに研さんを積む。「結果を残して、Jリーグでやりたい。いつか地元の仙台でプレーしたい」。“逆輸入選手”として日本に戻る日を夢見ている。

 ◆フィリピンのプロサッカー事情 2009年にプロとアマの12クラブが競うセミプロリーグのユナイテッド・フットボールリーグが設立された。17年に同リーグをプロリーグに改編し、フィリピン・フットボールリーグ(1部)を創設。8クラブがホームアンドアウェー方式で4度対戦する。優勝クラブはアジア・チャンピオンズリーグ1次予選への出場権を与えられる。

 ◆嶺岸 光(みねぎし・ひかる)1991年6月5日、仙台市生まれ。26歳。FW。栗生小1年時に栗生サッカースポーツ少年団でサッカーを始め、小学3年生の時に仙台スポーツシューレFCに加入。折立中卒業までプレー。聖和学園高、仙台大を経て2015年からフィリピン1部グローバルFCに入団。17年12月にタイプレミアリーグのパタヤ・ユナイテッドに移籍した。171センチ、66キロ。利き足は右。血液型O。家族は両親と兄2人。

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